マカの正しい摂取量とは

マカには種々のアミノ酸含有量が多く含まれています
バランス良くアミノ酸を摂取するためには体内で生合成することのできない必須アミノ酸の摂取量で判断するのが望ましい方法です。
この方法の弱点は窒素1gあたり6.25gのタンパク質として、数値で示されるため、実際の含有量を把握できいない点に問題があります。
しかし、摂取量を考えるには適当なものと思いますのでこの基準で判断を致します。

この基準は『アミノ酸スコア』と言い、必須といわれるアミノ酸を考えると、イソロイシンは180mg、ロイシンは410mg、リジンは360mg、トレオニンは210mg、トリプトファンは70mg、バリンは220mg、ヒスチジンは120mg、含硫アミノ酸(メチオニン+ システイン)は160mg、芳香族アミノ酸(フェニルアラニン+ チロシン)は390mgとなっています。
平均値としてバリンで照合すると、アミノ酸スコアでは、10.4%ですが、マカを同じ基準で考えると、15.7%程度となります。
マカの成分含有量は100g単位で示されていますので、平均5.3gまでの摂取量は可能です。
一般的に言われている摂取量は、4,000mgが上限とされていますので、5,300mgは妥当な数値と考えられます。
ここで考えるべきことは、食事です。
経口摂食をされるものにもアミノ酸は含まれていますので、これらを考慮すると一般的な摂取量上限に近い数値となります。
マカをサプリメントで摂取する場合は、安全性を重視しますので、利にかなっていると考えられます。
従って、マカの摂取量の上限は一般的な判断で妥当と考えられます。

必須アミノ酸で残ったアミノ酸残基は、非必須アミノ酸と成り生合性の材料とに利用され神経細胞やホルモンの分泌さらに代謝機能を有する物質に変化し、身体の様々な変化に対応する物質に変化していきます
人体は、タンパク質を中心に作り出されたもので、タンパク質が全ての生命体を維持している基本となっています。

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