マカが肝臓病に効果的な理由

肝臓の働き

肝臓には「代謝」、「解毒」、「胆汁の生成」という主に3つの働きがあります。
代謝は、食事から摂った栄養をエネルギーに変えたりする働きです。
解毒は、アルコールや薬など体内にとっての有害物質を無毒化する働きです。
胆汁の生成は、腸内の消化吸収に必要な消化液である胆汁をつくる働きです。

肝機能が低下するとどうなる?

では、肝臓の働きが低下するとどうなるのでしょうか?
肝臓は痛みなどを感じる神経が通っていないため、障害を受けても自覚症状がないことから「沈黙の臓器」と呼ばれています。
そのため、症状が重症化しない限りほぼ無症状であることから、何らかの症状が表面化したときにはすでに病状が進行している可能性が高いといわれています。

肝機能障害の代表的な病気

健康診断などで肝臓の異常を示す数値が出たり、肝機能の低下によって何らかの弊害が生じている状態を肝機能障害と呼びます。
肝機能障害の代表的な病気が肝臓病です。
肝臓病は主に、「脂肪肝」、「肝炎」、「肝硬変」、「肝臓ガン」などがあります。
脂肪肝は肥満、もしくはアルコールによって肝細胞に中性脂肪がたまって肝機能が低下する病気です。
肝炎はウイルスやアルコールによって肝細胞に炎症が起こり、肝細胞が壊される病気です。
肝硬変はあらゆる肝臓病が進行した後の最終段階といわれている非常に危険な状態です。
肝臓ガンは主にウイルス性の肝炎や肝硬変などから発症します。

肝機能障害の原因と改善方法

肝機能が低下したり、肝機能障害が起こる原因は主に3つあります。
それは、暴飲暴食による脂肪の蓄積、過度なアルコールの摂取、ウイルス感染です。
ほかにも、免疫の異常により肝機能障害が起きるケースもあります。
肝臓病を予防するためには、過度な飲酒を控えたり、肥満を予防・改善することが大切です。
また、近年では糖尿病などの生活習慣病が原因で肝機能障害になる方も増えていますので、生活習慣病を予防することも大切です。

マカが肝臓病に効果的な理由

マカには肝臓の負担を減らし、肝機能を強化する働きがあります。
肝機能を正常に保つことで肝臓病を予防します。
では、マカのどんな働きが肝臓病に効果的なのでしょうか?

脂肪燃焼を促進

肝臓病の一つである「脂肪肝」は、肝細胞の10%以上に脂肪の塊がついている状態です。
脂肪肝の原因は、過度なアルコール摂取、肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症などにあります。
脂肪肝は肝臓に脂肪がついているだけで命の危険性はないと思っている方が多いですが、脂肪肝でも肝硬変や肝臓ガンに進行するタイプも存在しますので、油断はできません。
脂肪肝の悪化を食い止めるためには、食習慣を見直すとともに脂肪を燃やすことが大切です。
マカに含まれるアミノ酸「BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)」は筋肉を強化するために重要なアミノ酸です。
筋肉量が上がると基礎代謝が上がりますので、脂肪燃焼力も高まります。
さらに、マカに含まれるアルギニン、リジン、アラニン、プロリンは、脂肪分解酵素「リパーゼ」の原料となるアミノ酸ですので、マカを摂ることで積極的に脂肪を分解します。

アルコール代謝をサポート

マカにはアミノ酸、ミネラル、ビタミンがバランスよく含まれています。
アミノ酸は損傷を受けた肝細胞の修復に必要不可欠ですので、アミノ酸を摂ることで肝細胞をスムーズに修復して肝機能を正常に保ちます。
また、マカに含まれるアミノ酸「アラニン」は、肝臓に良いとされるしじみやあさりに多く含まれるアミノ酸で、アルコール代謝を促す働きがあるといわれています。
さらに、マカに含まれるミネラルは糖質、脂質、タンパク質を肝臓で代謝するために必要なミネラルで、アンモニアなどの有害物質の解毒もサポートします。
マカに含まれるミネラルの中でも亜鉛は肝臓の回復を促進しますので、アルコール代謝によって疲弊する肝臓を守ります。
肝臓の働きの中でもとくに負担の大きいアルコールの解毒、代謝をマカがサポートします。

動脈硬化を予防・改善

健康な血管は弾力性がありますので全身に血液をスムーズに送ることができます。
しかし、動脈硬化が進んだ血管は弾力性がありませんので、血流が悪くなり、血液をスムーズに全身に送り届けることができません。
その結果、高血圧や高血糖、心筋梗塞などの生活習慣病を引き起こします。
動脈硬化の原因は血管壁にコレステロールが溜まることにあります。
そしてその要因の一つが活性酸素です。
体内で増え過ぎた活性酸素は活性酸素は脂質と結合することで刺激物である「過酸化脂質」をつくります。
過酸化脂質は血管壁に付着して血管を詰まらせ、動脈硬化を悪化させます。
マカには活性酸素を除去するビタミンEが含まれていますので、過酸化脂質の生成を抑制し、動脈硬化の進行を防ぎます。

便秘を予防・改善

便秘と肝臓病は無関係にも思えますが、実は深い関係があるのです。
便秘になると腸内では悪玉菌が多くなります。
腸内で増殖した悪玉菌は、アンモニアなどの有害物質を発生させて肝機能の解毒作用に大きな負担をかけますので、便秘を予防することが肝臓の疲弊を防ぐことに繋がるのです。
マカには市販の便秘薬にも含まれるマグネシウムが含まれています。
マグネシウムは水分吸収を促す作用がありますので、カチカチになった便を柔らかくして、排便をスムーズにします。
また、マカに含まれるアルギニンは一酸化窒素を生成することで、血管を拡張し、血液循環を良くする働きがあります。
血流が悪くなり、体が冷えると栄養や酸素がスムーズに運ばれなくなります。
その結果、筋肉はエネルギー不足を起こし、腸のぜん動運動が鈍くなり、便秘になりやすくなります。
マカで血流を改善することも便秘の予防・改善に繋がります。

マカで健やかな肝臓を!

マカには肝臓の負担を減らし、肝臓を強くする栄養がいくつも含まれています。
また、健やかな肝臓を維持するためには、生活習慣を見直すことも大切です。
とくに、肝臓に大きなダメージを与えるお酒を日常的に飲む方は、量を減らしたり、アルコールの排出を促す食べ物と一緒に摂るなどする工夫が必要です。
肝臓を正常に維持するためには、バランスの良い食習慣と適度な運動習慣が必要です。
さらには、肝臓は自覚症状のない臓器ですので、定期健診などで早期発見することも肝臓病を防ぐために大切なことです。
マカには肝臓を元気にする栄養が含まれていますので、肝機能が低下している方はもちろん、肝機能をさらに強化したい方にもおすすめです。
栄養バランスを意識した食事プラス「マカ」で肝臓病を予防しましょう。

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