マカで産じょく期の回復をサポート

産じょく期とは?

出産には非常に多くのエネルギーを使います。
妊娠やお産がどれほどスムーズだったとしても、妊娠や出産は母体に大きなダメージを与えています。
ですから、妊娠する前の健康状態に戻るまでに時間がかかります。
このように産後から元の身体に戻るまでの期間を「産じょく期」と呼びます。

個人差はあるものの、一般的に産後6~8週間が絶対安静といわれる産じょく期です。
産じょく期は悪露(おろ)で出血が続いたり、母乳を頻繁に与えることで貧血になりやすいので、出来るだけ外出を控えて、必要以上に体を動かさないように注意しなければなりません。
※悪露...子宮が妊娠前の状態に戻る過程で排出される分泌物のこと。月経血のような出血。

マカが産じょく期の回復を助ける!

産じょく期は母体を回復させる大切な期間です。
しかし、必要以上に動くことはおすすめできませんので、体力を戻していくためには運動ではなく食事からの栄養補給が重要になります。
マカには産じょく期の回復を助ける重要な栄養成分が含まれています。
基本的にはバランスよく栄養を摂ることが大切なのですが、産じょく期にはとくに摂ってほしい栄養成分がマカには含まれています。それが以下の3つです。

(1)タンパク質
マカにはタンパク質を構成するアミノ酸が豊富に含まれています。
タンパク質は、骨、筋肉、皮膚、内臓、髪の毛、血管など、身体のほぼ全ての組織をつくる材料です。
健康状態を維持するためだけでなく、体力を回復するためにも、低下した筋力を戻すためにも産じょく期にはとくに必要な栄養成分がタンパク質なのです。

(2)カルシウム
マカに含まれるカルシウムは99%が骨や歯に貯蔵され、残りの1%は血液に含まれています。
母乳にも赤ちゃんの骨や歯をつくるためにたくさんのカルシウムが含まれていますので、産後の授乳期は女性が最もカルシウム不足になりやすい時期ともいわれています。
摂取したカルシウムは赤ちゃんの成長に消費されてしまうので、産後はより多くのカルシウムを意識して摂取しないと歯や骨が脆くなったり、髪の毛が抜けやすくなったりと、様々な不調を引き起こします。
赤ちゃんのためだけでなく、未来の自分の身体のためにも意識してカルシウムを摂りましょう。

(3)鉄
マカに含まれる鉄は主に血中のヘモグロビンをつくる材料になります。
また、血液以外には筋肉、肝臓、骨髄などに鉄は貯蔵されています。
母乳は「白い血液」とも呼ばれています。
それは、プロラクチンというホルモンが分泌されることで大量の血液が乳房に流れ込み、母乳が作られるからです。
つまり、母乳は血液といっても過言ではないのです。
血液は鉄がなくては作れません。つまり、鉄がなければ母乳も十分に作ることができないということです。
産後の授乳期間は鉄を積極的に補充しないと、鉄不足になり、貧血になる恐れもありますので、意識して鉄を摂りましょう。

産じょく期は絶対安静!

産後、後陣痛と呼ばれる痛みが走ることがあります。
これは子宮が元の大きさに戻ろうとして収縮するときに生じる痛みです。
また、出産によって開いた骨盤は戻るまでに最低でも三ヶ月はかかります。
身体が元の状態に戻っていく大切な期間に身体に負担をかけると、骨盤が開いたままになったり、身体の回復が遅れたりと産後の症状が長引く可能性もあります。
体型を元に戻すためにと早々に軽い運動から始める方もいますが、軽い運動であっても体にとって負担となっていれば逆効果にもなります。
産じょく期は絶対安静の期間ですので、食べるものから体を回復させることが有効なのです。
マカは産じょく期の回復をサポートする効果的な食品ですので、産後の栄養補給におすすめですよ。

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