マカで前立腺肥大症を予防・緩和へ

前立腺肥大症とは?

前立腺とは?

前立腺とは男性の生殖器の一つです。
主な働きは精液の20~30%を占める「前立腺液」の分泌にあります。
また、前立腺は尿道を狭くして膀胱に精子がいかないように調整することで排尿をコントロールする働きもあります。

前立腺肥大症の原因

多くの男性が加齢とともに前立腺が大きくなる傾向にあります。
前立腺が大きくなる原因は様々ですが、その一因に男性ホルモンが影響していると考えられています。
男性ホルモンは男性らしい体をつくったり、男性の生殖機能の成長を促したりといった働きがあります。
前立腺もまた、男性ホルモンの影響によって成長し、機能が成熟します。

しかし、前立腺が十分に成長しても、男性ホルモンは作り続けられます。
確かに、加齢とともに男性ホルモンの分泌量は低下していきますが、男性は女性と異なり性ホルモンの分泌が急激に減少することがありません。
いつまでも男性ホルモンが分泌されることで前立腺に刺激が与えられ、前立腺が肥大しやすくなってしまうのです。
前立腺が肥大することで日常生活に支障をきたすようになると、「前立腺肥大症」になります。

前立腺肥大症の症状

では、前立腺肥大症になるとどのような症状に悩まされるのでしょうか?
(1)排尿困難
前立腺には排尿をコントロールする働きがあります。
しかし、前立腺肥大症になると前立腺が圧迫されて、尿の出始めまで時間がかかったり、尿の勢いが弱かったり、排尿の途中で尿が途切れてしまったりと、尿が出にくくなります。
(2)頻尿
前立腺肥大症になると尿の出が悪くなります。
すると排尿後でも膀胱内に尿が残るようになり、膀胱に貯められる尿量が減ってしまう恐れがあります。
その結果、トイレの回数が増えたり、睡眠中でも尿意を感じて起きてしまったりといった頻尿に悩まされるようになります。
(3)残尿感
前立腺肥大症になると、排尿したばかりなのに尿が残っているような感じがしたり、スッキリしなかったりといった残尿感を覚えます。
また、排尿が終わったと思い、トイレを出たら尿が垂れて下着が汚れてしまうといったことも起こります。

前立腺が肥大する原因は男性ホルモンの影響や様々な要因が重なり合うことで起こると考えられていますが、現段階ではっきりとは原因は解明されていません。
前立腺肥大症は直接的に命を危機にさらす病気ではありませんが、日常生活の質を低下させる「排尿障害」を引き起こします。
前立腺肥大症を予防・改善するためには、専門のクリニックで適切な治療を受けるとともに、前立腺肥大による排尿障害を予防・緩和する生活習慣を心がけることが大切です。
そこで効果的な働きを持つ食品が「マカ」です。

マカで前立腺肥大症の症状を予防・緩和

マカには前立腺肥大症の症状を和らげる働きを持つ栄養がいくつも含まれています。
では、マカに含まれるどの栄養がどのようにして前立腺肥大の症状を和らげるのでしょうか?

便秘解消

便秘と前立腺肥大症は無関係のように思えますが、実は密接な関係があります。
便秘によって便がカチカチになると、排便するときにいきむようにして排便を促します。
この「いきむ」ときに、前立腺が圧迫されて血流が悪くなり、症状が悪化しやすくなります。

また、便秘になると腸に溜まったカチカチの便が尿道を圧迫して、排尿障害を誘発する恐れもあります。
便秘は前立腺肥大症を誘発させたり、悪化させる大きな要因なのです。

マカはカブや大根と同じアブラナ科の植物ですので、多くの食物繊維が含まれています。
食物繊維は腸を刺激してぜん動運動を促したり、便に水分を与えることでスムーズな排便を促したり、善玉菌のエサとなることで腸内環境を整えたりと、便秘を予防・改善する働きをいくつも担っています。
マカで便秘を予防・改善することで前立腺肥大の悪化を抑制します。

肥満予防・改善

お腹周りに脂肪が溜まると膀胱が圧迫されたり、尿道の筋肉が緩くなる恐れがあることから、肥満は前立腺肥大を誘発、または悪化させる要因の一つと考えられています。
排尿障害を悪化させないためにも肥満を予防・改善することが大切です。

マカに含まれるアミノ酸は筋肉の材料となるだけでなく、「BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)」も含まれていますので、マカを摂ることで筋肉量の低下を防ぎ、筋力UPが期待できます。
筋肉量が増えると基礎代謝も上がりますので、脂肪燃焼効果も高くなります。

さらに、マカに含まれるアルギニン、リジン、アラニン、プロリンは脂肪分解酵素「リパーゼ」の原料となりますので、マカを摂ることでリパーゼを積極的につくります。
リパーゼが活発につくられることで脂肪が分解され、エネルギーとして効率よく利用されると、蓄積された脂肪が消費されます。
マカによって肥満を予防・改善へと導くことで、前立腺肥大の悪化を予防します。

筋肉の緊張を緩和

前立腺肥大症の治療には前立腺の筋肉を弛緩させる薬が用いられます。
前立腺の筋肉の緊張をほぐすことで、尿道の締め付けを緩和し、前立腺肥大による膀胱の圧迫を和らげます。
これにより排尿をスムーズにします。
つまり、前立腺肥大症を緩和するためには筋肉の緊張をほぐすことが重要なのです。

マカに含まれるトリプトファンは、心身をリラックスさせる「セロトニン」をつくります。
また、マカに含まれるカルシウムは血中のタンパク質と結合することで、神経の興奮や緊張を和らげる「カルシウムイオン」を作ります。このように、マカは心身を安定させることで自律神経の副交感神経を刺激するように促します。
交感神経が優位になると筋肉が緊張し、副交感神経が優位になると筋肉の緊張がほぐれますので、マカを摂って筋肉の緊張をほぐすことで排尿をスムーズにします。

マカで前立腺肥大症の悪化を予防!

男性であれば誰にでも起こり得る可能性のある「前立腺肥大症」ですが、ハッキリとした原因は未だに解明されていません。
ただし、前立腺肥大症の少々が排尿障害ということはハッキリとわかっていますので、前立腺を始めとした、膀胱や尿道へのアプローチが有効です。
排尿障害を悪化させないためにも、マカを摂って生活習慣を整えましょう。

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