マカで男性ホルモン「テストステロン」の減少を予防!

男性ホルモンとは?

男性ホルモンは別名「アンドロゲン」とも呼ばれ、女性ホルモンと同じくコレステロールを原料につくられています。
男性ホルモンは主に男性器の発育や機能を維持しているホルモンです。
男性ホルモンには抗酸化作用を持つデヒドロエピアンドロステロンや筋力を増強するアンドロステンジオンなど様々な種類がありますが、中でも重要な男性ホルモンが「テストステロン」です。

テストステロンの働き

テストステロンは主に精巣でつくられ、最も分泌量が多く強い作用を持っている男性ホルモンです。
テストステロンの働きは主に4つあります。

骨や筋肉を維持

テストステロンは男性らしい体をつくるために大切なホルモンです。
男性が女性よりも骨格が大きく、筋肉量が多いのはテストステロンが多く分泌されているからです。
また、ヒゲや体毛の濃さなどもテストステロンによる影響です。

生殖機能の維持

テストステロンは精巣で作られることから、生殖機能に直結する重要なホルモンです。
テストステロンがしっかりと分泌されることで、精力や勃起機能を維持できていますので、テストステロンが減少すると、精力が減退したり、勃起機能が低下したりする恐れがあります。

動脈硬化の予防

テストステロンは一酸化窒素を産生することで血管の状態を正常に保つ働きがあります。
血管内に一酸化窒素が分泌されることで、血流が良くなり、コレステロールなどが留まりにくくなります。
コレステロールが溜まると血栓が出来やすくなり、動脈硬化が悪化しますので、血流を促して血流を促すことで動脈硬化を防ぎます。

精神の安定

テストステロンは精神を安定させる作用もあります。
ですから、テストステロンが不足すると、不安感やイライラ感が強くなり鬱っぽくなります。
また、テストステロンには集中力や記憶力を高める働きもありますので、男性によってテストステロンは活動力の源ともいえます。

テストステロンが減少するとどうなる?

では、テストステロンが減少するとどのようなことが起こるのでしょうか?

身体的症状

上記でも述べたように、男性にとってテストステロンは活動力の源ですので、テストステロンが減少すると、筋力の低下、代謝の低下、内臓脂肪の増加、骨密度の低下、勃起不全、身体のだるさを感じるようになります。

精神的症状

ホルモンは肉体と精神を司っていますので、テストステロンが減少すると精神にも影響を及ぼします。
例えば、不安感、イライラ、鬱っぽい、集中力の低下、精力の減退など様々な不調が生じる恐れがあります。

個人差はあるものの40代以降になるとテストステロンが大幅に減少することで、上記のような症状に悩まされる「男性更年期」を迎えることもあります。
年齢を重ねても男性が健やかに生き生きと活動するために、テストステロンは必要不可欠なホルモンなのです。

マカでテストステロン値の減少を予防!

体内のテストステロンの量を示すテストステロン値は、病院や専門のクリニックで測ることができます。
テストステロン値のピークは20代で、それ以降テストステロン値が急激に上がることはないと言われています。
大切なことはテストステロン値を上げることではなく年齢とともに低下していくテストステロン値を下げないようにすることです。
テストステロンの値の下がり方は個人差が大きく、70~80代の方でも40代のときと変わらないテストステロン値の方もいるそうです。
マカにはテストステロン値の減少を予防する様々な働きがあります。
では、マカはどのようにテストステロン値の減少を予防するのでしょうか?

運動効率をUP

運動によって筋肉に刺激を与えるとテストステロン値が高くなることが判っています。
運動には筋力トレーニングなどの「無酸素運動」とウォーキングやヨガなどの「有酸素運動」がありますが、どちらも効果的です。
マカには疲労回復や体力UPに効果的なビタミン、ミネラル、アミノ酸がバランスよく含まれていますので、運動効率を高めることで運動の継続をサポートします。

脂肪を燃焼

体内の脂肪が多くなるとテストステロン値が低くなることが判っています。
上記でも述べたように、マカには運動効率を高める働きがありますので、脂肪燃焼をサポートします。
さらに、マカに含まれるアミノ酸「BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)」には筋力をUPさせる働きがありますので、マカを摂ることで効率よく筋肉を増強します。
筋力がUPすると基礎代謝が上がり、脂肪燃焼効果も高くなりますので、テストステロン値の低下を予防します。

睡眠の質を高める

テストステロンを含め、男性ホルモンは夜中から朝方にかけて盛んに分泌されますので、適切な睡眠時間と質の良い睡眠をとることが大切です。
マカには睡眠の質を良くする睡眠ホルモン「メラトニン」の材料となるセロトニンをつくるトリプトファンが含まれていますので、睡眠の質をサポートします。
さらに、マカには精神を安定させるビタミンB1、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛も含まれていますので、交感神経(活動・緊張モード)を静めて副交感神経(リラックス・休息モード)へ切り替えるように促すことで、深い睡眠を導きます。

生殖機能の維持

マカには生殖機能を維持するために大切なミネラルが含まれています。
例えば、マカに含まれる亜鉛は精子やテストステロンの生成に関与しており、男性不妊の方は亜鉛不足の傾向にあることが判っています。
亜鉛が不足すると精子の量や精子の運動率が低下する恐れがあり、勃起不全を引き起こす可能性もあります。
また、マカに含まれるアルギニンは精子の量を増やすことで、生殖機能を高める働きがあります。さらにアルギニンは一酸化窒素を生成することで血管を拡張させ、血流を促すことで、正常な勃起を維持する働きもあります。
アルギニンが不足すると精子の量が減少したり、勃起力が低下する恐れがあります。
マカには亜鉛やアルギニンだけでなく、生殖機能を維持する大切なミネラルがバランスよく含まれています。

テストステロン減少を予防するために生活習慣を見直そう

テストステロンが減少する原因は加齢だけではありません。
不規則な生活、睡眠不足、暴飲暴食、過度な飲酒、喫煙、ストレスなど様々な要因が重なってテストステロンが減少していきます。
また、それ以外にもメタボやうつ病、パーキンソン病などの病気によってもテストステロンは減少します。
ですから、40代以降の方に限らず、20~30代の方でもテストステロン値が減少することで不調を引き起こす恐れは十分にあるのです。
テストステロン値を上げることは難しいですが、テストステロン値を維持することはできます。
テストステロン値を維持するためには、適度な運動習慣と十分な睡眠を確保するだけでなく、マカを摂ってテストステロン値の減少を防ぐことが大切ですよ。

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