マカに含まれる「サポニン」の働き

マカに含まれる「サポニン」の働きとは?

サポニンとは植物の根や葉、茎などに含まれている配糖体の苦み成分です。
マカは大根やカブと同じアブラナ科の植物ですので、マカにもサポニンが含まれています。
ではマカに含まれるサポニンにはどのような働きがあるのでしょうか?

血流改善効果

マカに含まれるサポニンは、血栓をできにくくしたり、毛細血管の血流を改善する働きがあります。
また、サポニンには強い抗酸化作用があります。
増えすぎた活性酸素は中性脂肪やコレステロールと結びつくことで、有害な過酸化脂質をつくります。
血管に過酸化脂質ができると血液がドロドロになったり、血液が詰まりやすくなったりまします。
サポニンによって活性酸素を除去することで、過酸化脂質の生成を抑制し、血行不良を予防します。

免疫力向上効果

マカに含まれるサポニンは、免疫細胞の一つであるNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させる働きがあります。
NK細胞は細菌やウイルスから体を守る働きがありますので、NK細胞を活性化することで、風邪やインフルエンザ、感染症などを予防・改善へと導きます。

肝機能の回復

内臓の中でもとくに肝臓は、代謝・解毒・胆汁の生成など、生命を維持するために様々な働きを担っています。
これらの重要な活動を行うために、肝臓は大量の酸素を消費しています。
体内で酸素が消費されるとき、活性酸素も発生しますので、酸素が消費される量が多いということは活性酸素の発生も多くなります。
増え過ぎた活性酸素は健康な肝細胞を酸化させて、機能を低下させます。

さらに、食べ過ぎや飲みすぎ、運動不足などの生活習慣によって肝臓に余分な中性脂肪が増えると脂肪肝も増えます。
脂肪肝と活性酸素が結びつくと有害な過酸化脂質をつくります。
すると、肝臓は炎症を起こしやすくなり、肝機能が低下したり、毛細血管を圧迫して血流を悪化させたりします。
マカに含まれるサポニンには抗酸化作用がありますので、活性酸素を除去することで肝機能の低下を防ぎ、回復へと促します。

アンチエイジング

活性酸素が増えると、肌細胞は肌を守るためにシミやそばかすの原因となるメラニン色素を生成します。通常であれば、ターンオーバーで排出されるメラニン色素ですが、活性酸素の発生が多すぎるとターンオーバーだけでは間に合わず、シミやそばかすとなって色素沈着してしまいます。

また、増え過ぎた活性酸素は肌のハリや弾力を維持しているコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどのうるおい成分を破壊して、肌から潤いを奪います。
さらに、活性酸素は脂肪と結びつくことで、過酸化脂質をつくります。過酸化脂質は血流を悪くして新陳代謝を滞らせるだけでなく、毛穴の黒ずみを悪化させます。
このように、増え過ぎた活性酸素は、シミ、そばかす、シワ、ほうれい線、肌のたるみ、毛穴の黒ずみなどを悪化させ、肌老化を進行させます。

マカに含まれるサポニンには活性酸素を除去する働きがありますので、肌老化の進行を抑制します。

マカで体の内側から健康に!

マカに含まれるサポニンは身体の内側をキレイにすることで、健康効果や美容効果をもたらします。
マカには、サポニンだけでなく、身体をつくるアミノ酸、身体のバランスを整えるミネラルやビタミンがバランスよく含まれていますので、より高い健康効果が期待できます。
マカを摂って体の内側から健康を目指しましょう。

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