マカに含まれるプロテインの効果

プロテインとは?

日本でプロテインと言えば、プロテインサプリメントなどの健康食品を指す場合が多いですが、英語ではプロテイン(protein)はタンパク質のことを指します。

プロテインの働き

プロテインの主な働きは筋力の維持・向上にあります。
筋力を強化するためには、筋肉へ負荷をかけるトレーニングによって筋繊維を傷つけさせる必要があります。
そして、傷ついた筋繊維は休息や栄養(プロテイン)を補給することによって、前回と同じダメージにも耐えられるように修復されます。この時に、傷つく前以上の筋肉が作られます。
これを「超回復」と呼び、筋力が強化するメカニズムです。
この超回復の際に、プロテインが欠かせないのです。
さらに、プロテインは筋肉だけでなく、内臓、皮膚、髪、爪、血液、ホルモンなど、様々な場所に存在して、健康を維持しています。

プロテインが不足すると?

プロテインは筋肉を始めとした体の様々な部位に存在していますので、プロテインが不足すると全身に影響を及ぼします。
ではプロテインが不足するとどのような不調を引き起こすのでしょうか?

太りやすく痩せにくくなる

体内のプロテインが不足すると、筋肉からプロテインを分解して、不足している場所に補充されます。
これにより、筋肉量が減少します。
筋肉量が減少すると基礎代謝が落ちて、脂肪燃焼力が弱くなります。
以前と同じ食生活を続けても、基礎代謝が落ちて、脂肪燃焼力が弱くなると、太りやすく痩せにくくなります。

免疫力が低下する

上記でも述べたように、体内でプロテインが不足すると筋肉量が減少します。
筋肉量が減少すると体で作られる熱量も低下しますので、身体が冷えやすくなります。
体温は1℃下がると免疫力が30%も低下するといわれていますので、身体が冷えることで免疫力が低下しやすくなります。

むくみやすくなる

プロテインは肝臓で、血中の余分な水分や老廃物を排出する「アルブミン」をつくります。
血中からタンパク質が減ると、アルブミンが減少します。
アルブミンが減少すると、血中に余分な水分や老廃物が溜まり、血管外に溢れ出します。
すると、溢れ出た水分が細胞や組織間に溜まっていき、むくみを生じさせます。

肌、髪、爪の老化

(1)肌老化を悪化
プロテインは肌のハリやツヤ、弾力を維持するコラーゲンやエラスチンの材料になりますので、プロテインが不足すると肌からハリやうるおいが失われ、しわやたるみが生じます。
また、肌から潤いが失われて肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下します。
肌のバリア機能が低下すると、紫外線ダメージに弱くなったり、にきびや肌荒れなどが起こりやすくなったりします。
これにより、肌老化が悪化します。
(2)髪の毛の衰え
プロテインは髪の毛の主成分である「ケラチン」の原料です。
プロテインが不足するとケラチンが十分に生成されなくなりますので、枝毛や切れ毛が増えたり、髪の毛が痩せ細ったりして、薄毛や抜け毛を引き起こすリスクも高まります。
(3)不健康な爪
ケラチンは髪の毛だけでなく爪の主成分でもあります。
プロテインが不足するとケラチンが十分につくられませんので、爪が薄くなったり、割れやすくなったりします。

やる気や集中力が低下する

プロテインは、やる気や集中力を高めるドーパミンなどの神経伝達物質の材料でもあります。
そのため、プロテインが不足すると経伝達物質が上手く作られず、やる気が起きなかったり、思考力や集中力が低下したりします。
また、プロテインは心身をリラックスさせる神経伝達物質「セロトニン」の材料でもあります。
セロトニンは副交感神経を刺激して、乱れた自律神経を整える働きがありますので、プロテインが不足してセロトニンの分泌が低下すると、交感神経ばかりが優位になります。
その結果、心身のバランスが崩れてうつっぽくなります。
実際に、うつの原因の一つにセロトニン不足が指摘されていますので、心身の安定を保つためにもプロテインは欠かせません。

疲れやすくなる

プロテインは血中の色素成分である「へモグロビン」の原料でもあります。
ヘモグロビンは血中で酸素を運搬する重要な働きを担っていますので、プロテインが不足してヘモグロビンの生成量が減ると、身体は酸素不足となります。
身体が酸素不足になると、心臓は血液循環の速度を上げますので、それにより動悸や息切れ、身体のだるさ、疲れなどが現れます。

このように、プロテインが不足すると体は様々な場所で不調を引き起こします。
プロテイン不足を予防するためには、プロテインが多く含まれたものを積極的に摂るだけでなく、プロテインを構成するアミノ酸を摂取することも大切です。
そこで、注目されているのが「マカ」です。

マカのアミノ酸がプロテインをつくる

マカには体内で合成することの出来る非必須アミノ酸と、体内で合成することの出来ない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
アミノ酸はプロテインの構成材料となることで、筋肉、皮膚、内臓、髪、爪、血液などをつくります。
では、マカを摂ってプロテイン不足を補うことでどんなメリットが得られるのでしょうか?

痩せやすく太りにくくなる

筋肉量が増えると基礎代謝も上がりますので、脂肪燃焼効果も高くなり、痩せやすく太りにくくなります。
プロテインは筋力を維持・向上させるためには必要不可欠な栄養です。
マカに含まれるアミノ酸は筋力維持・向上に重要なプロテインを構成するだけでなく、筋力づくりを積極的にサポートするアミノ酸「BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)」も含まれていますので、マカを摂ることで筋肉量の低下を防ぐだけでなく筋力UPも期待できます。
筋力を維持・向上させることで、痩せやすく太りにくくなります。

免疫力UP

上記でも述べたように、マカでプロテインを補うことで筋力の維持・向上が期待できます。
筋力は身体の熱を作り出す力の源ですので、筋力が維持・向上することで、身体の熱が十分に作られます。
これにより、体温が上がると免疫力も高まります。
また、マカでプロテインを補うことでマカに含まれるビタミンやミネラルも一緒に摂取することができます。ビタミンやミネラルも免疫力の維持には欠かせません。

冷え性・むくみを予防・改善

マカでプロテインを摂って筋力がUPし、熱量が大きくなると、体温も上がりますので、血液循環が良くなり、冷え性の予防・改善にもつながります。
また、血液循環が良くなると、老廃物の排出もスムーズになります。加えて、マカを摂ってプロテインを補うと血中の余分な水分や老廃物を排出する「アルブミン」が十分に生成されますので、むくみも予防します。

肌、髪、爪をキレイに

マカでプロテインを補うことで、肌のハリやツヤ、弾力を維持するコラーゲンやエラスチンをつくります。
コラーゲンやエラスチンがしっかりとつくられると、肌のハリやうるおいを維持できますので、しわやたるみを抑制します。
また、肌が潤いバリア機能も正常に働きますので、にきびや肌荒れなどの予防にも繋がります。
さらに、プロテインは髪の毛と爪の主成分である「ケラチン」の原料でもありますので、 プロテインを補うことで髪の毛と爪を健やかに保ちます。

やる気、集中力UP、精神安定

マカでプロテインを補うことで、やる気や集中力を高める「ドーパミン」、精神を安定させる「セロトニン」などの神経伝達物質を生成します。
神経伝達物質がスムーズに作られることで、やる気や集中力のUPが期待できます。
また、セロトニンは副交感神経を刺激して、乱れた自律神経を整える働きがありますので、マカでセロトニンの生成を促すことで心身のバランスを正常に保ちます。

疲れにくくなる

マカでプロテインを補うことで血中の色素成分「へモグロビン」を生成します。
ヘモグロビンは血中で酸素を運搬する働きがありますので、プロテインを補充してヘモグロビンの生成量を増やすことで、全身に酸素を届けます。
全身に酸素が行き渡ると、疲労回復がスムーズになりますので、疲れにくくなります。
また、マカには疲労回復をサポートするビタミンやミネラルも含まれていますので、より疲労回復を強化します。

マカを摂ってプロテインを補充!

マカにはプロテインを構成するアミノ酸がバランスよく含まれているだけでなく、プロテインの働きを助ける、ビタミン、ミネラルも豊富に含まれていますので、プロテインを単独で摂るよりも高い効果が期待できます。
プロテインは人を構成する栄養成分の中で最も重要な働きを持つといっても過言ではないほど、人の健康維持にとって大切な栄養です。
プロテインは大豆製品や肉類に多く含まれていますが、1日に必要な量を食事だけで摂るのは難しいので、栄養豊富なマカでプロテインを補充しましょう。

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