マカに含まれる食物繊維で腸からキレイに!

マカに含まれる食物繊維の働き

マカにはアミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富に含まれていることから、滋養強壮や疲労回復、精力UPなどが期待されています。
あまり知られていませんが、マカは大根やカブと同じアブラナ科の植物ですので、非常に多くの食物繊維が含まれています。

2015年に発表された日本人の食事摂取基準において、18~69歳の食物繊維の1日あたりの目標量は、男性20g以上、女性18g以上とされています。
マカには100g当たり20g以上の食物繊維が含まれています。
マカを1日100g摂ることは難しいですが、それでも非常に多くの食物繊維が含まれていますので、食事で不足しがちな食物繊維をマカで摂ることで補うことができます。
では、マカに含まれる食物繊維にはどのような働きがあるのでしょうか?

腸内環境を整える

食物繊維には水に溶ける性質を持つ「水溶性食物繊維」水に溶けない性質を持つ「不溶性食物繊維」があります。
食物繊維は水溶性と不溶性をバランス良く摂ることが大切です。
マカと同じアブラナ科の植物(カブや大根など)には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のどちらも含まれています。

不溶性食物繊維は腸を刺激してぜん動運動を促す働きがありますので、便秘の予防・改善に有効です。
水溶性食物繊維は保水性が高いので、便に水分を与えることでスムーズな排便を促します。
また、水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなることで腸内の善玉菌を増やす働きもあります。
このように、マカに含まれる食物繊維は、便秘を予防・改善へと促し、善玉菌を優位にすることで腸内環境を整えます。

コレステロール値の抑制

食事から摂取した脂肪は、体内で脂肪酸やコレステロールに分解されてから吸収されます。
脂肪酸やコレステロールはそのままでは吸収しづらいのですが、胆汁酸がこれらの脂肪を包み込んで吸収を良くします。
つまり、胆汁酸には脂肪を吸収しやすい形に分解する消化液の働きがあるのです。

マカに含まれる水溶性食物繊維は保水性が高いので、コレステロールを包み込んだ胆汁酸を吸着して、一緒に排出します。
体内から排出された胆汁酸を補うためには、肝臓から胆汁酸を生成しなければなりません。
胆汁酸の原料はコレステロールですので、胆汁酸をつくるために血中からコレステロールが利用されます。
これにより、血中からコレステロールが消費され、コレステロール値が低下するという仕組みです。

コレステロール値が上がると、動脈硬化が悪化しやすくなり、高血圧や高血糖、脂質異常症や糖尿病などのリスクが上がります。
食物繊維によってコレステロール値を抑制することで、動脈硬化の悪化を防ぎ、生活習慣病のリスクを減らします。

高血圧予防

水溶性食物繊維には体内のナトリウムを包み込んで排出する働きがあります。
ナトリウムには体内の水分量を調整したり、神経伝達をスムーズにしたり、筋肉の収縮や弛緩を促したりする働きがあります。
しかし、ナトリウムを過剰に摂取すると細胞内の水分量が増えて、血管を圧迫し、血圧が高くなります。
マカに含まれる水溶性食物繊維によってナトリウムを排出することで、高血圧を防ぎます。

高血糖予防

私たちは体のエネルギー源となる糖質、脂質、タンパク質を食事から摂取しています。
糖質は消化吸収された後、ブドウ糖となって細胞のエネルギーとして利用されます。
しかし、ご飯やパン、麺類、いも類、砂糖が多く含まれたものなどの偏った食生活が続くと血中のブドウ糖濃度が上がります。血糖値が高くなると、高血糖や糖尿病などのリスクを高めます。
マカに含まれる水溶性食物繊維は胃や腸の中で食べ物を包み込む働きがありますので、糖質の吸収を緩やかにします。
これにより、血糖値の急上昇を抑え、高血糖を予防します。

ダイエットをサポート

マカに含まれる水溶性食物繊維は水に溶ける性質があります。
水に溶けた食物繊維は胃や腸でゲル状になります。
かさ増しした食物繊維によって、満腹感が得られやすくなることで、食べ過ぎを防ぎます。
食べ過ぎを防ぐことでダイエットをサポートします。

マカを摂って腸からキレイに!

食物繊維は、肉類や魚介類にはほとんど含まれていませんので、野菜類や豆類、果実類、きのこ類などから摂る必要があります。
しかし、毎日たくさんの野菜や果物を摂るのは難しいですよね。
マカには豊富な食物繊維に加えて、アミノ酸、ビタミン、ミネラルも含まれていますので、食物繊維が不足しているだけでなく、栄養が偏っている方にもおすすめです。
マカを摂って腸からキレイになりましょう。

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