マカの低体温の予防・改善効果

低体温とは?

低体温とは平熱が36℃未満の状態のことを指します。
低体温と冷え性は同じだと思われがちですが、冷え性は全身に熱を運ぶ力が弱まっていることで手足が冷えている状態であって、体温が36℃以上ある場合は低体温ではありません。

低体温の症状

低体温になると様々な不調が起こります。
例えば、体がだるく感じたり、疲れを感じやすくなったり、太りやすく痩せづらくなったり、便秘、肩こり、頭痛、肌荒れなどが起こりやすくなります。
低体温は病気ではありませんが、病気になりやすい状態ですので、低体温を放置しておくと自律神経失調症やリウマチ、心筋梗塞、脳血栓などの病気の発症リスクが高まります。

低体温の原因

低体温の原因は生活習慣の乱れにあります。
原因とされる習慣をご紹介します

食生活の乱れ

糖質や脂質ばかり摂っているとビタミン、ミネラルが不足します。
糖質や脂質は体内のエネルギー源となりますが、そのエネルギーを作り出すにはビタミンとミネラルが必要です。
ですから、どんなにエネルギー源を摂ってもビタミンやミネラルが不足してしまうとエネルギー生成率が落ちてしまうのです。
エネルギーが作られなくなると体温は低下します。
また、タンパク質が不足すると筋肉量が減少して熱を作り出す力が低下します。
低体温を防ぐためにもあらゆる栄養素をバランスよく摂取することが大切なのです。

運動不足

運動量や活動量が減少すると筋肉が減少するだけでなく、筋肉が凝り固まりやすくなります。
筋肉は体の熱を作り出す重要な働きを担っていますので、筋肉量が減少したり、筋肉が硬くなったりすると熱を作り出す力が弱くなり、低体温になります。
筋力トレーニングで筋肉量を維持することも有効ですが、全身の筋肉のおよそ70%は下半身にありますので、日常的に歩くことを意識して下半身の筋肉を強化したり、ストレッチをすることで筋肉の凝りをほぐしたりすることも大切です。

体の冷え

日常的に身体を冷やすような習慣がある方は低体温になりやすいです。
例えば、冷たい飲み物や食べ物などを摂ったり、お風呂に浸かるよりもシャワーで済ませる方が多かったりといった積み重ねが身体を冷やします。
また、食べ物や飲み物自体が冷たくなくとも、身体を冷やす作用のあるものを摂っている方も要注意です。
例えば、トマトやキュウリ、バナナ、白砂糖、カフェインを多く含むコーヒーや緑茶は体を冷やす作用がありますので、日常的に摂っている方は控えた方が良いでしょう。
低体温を防ぐためには、体を冷やす食べ物や飲み物を控えたり、毎日お風呂に浸かるなどして、身体の芯部を温めることを意識しましょう。

姿勢

長時間同じ姿勢で過ごしたり、猫背などの悪い姿勢で生活していたりすると、血行が悪くなります。
血行が悪くなると全身に血液が行き届かなくなります。
血液は体に熱を届ける役割がありますので、血液循環が悪くなると、体温を上手く維持することができなくなります。
低体温を防ぐためには、姿勢が悪い方は姿勢を正して、デスクワークや家事などで同じ姿勢が続く方は休憩を挟んで姿勢を変えるなどの工夫をしましょう。

ストレス

ストレスが蓄積すると自律神経が乱れます。
ストレスによって自律神経が乱れると交感神経(緊張・活動モード)ばかりが刺激されます。
交感神経は血管を収縮する作用がありますので、交感神経ばかりが優位になると血流が悪くなります。
低体温を防ぐためにはストレスを溜めないようにすることも大切ですが、副交感神経(リラックス・休息モード)を刺激することも有効です。
副交感神経を刺激するためには、ぬるめのお風呂に浸かったり、温かいハーブティーを飲んだり、深呼吸を繰り返したりすると良いでしょう。

マカで低体温を予防・改善へ

マカには低体温を予防・改善するために有効な栄養成分がいくつも含まれています。
そこで今回は、マカが低体温を予防・改善へと導く理由を4つご紹介します。

栄養バランスを整える

栄養バランスが崩れると体内で上手くエネルギーが作り出せなくなります。
エネルギーは体内で熱を作り出しますので、エネルギー生産効率が落ちると体温も維持できなくなります。
マカには体内のエネルギー源となるタンパク質の構成材料であるアミノ酸が豊富に含まれているだけでなく、エネルギーを生成する際に必要なビタミン、ミネラルも含まれています。
日々の食事だけで、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取するのは難しいですが、マカを摂ることで栄養バランスをサポートし、食習慣の乱れを整えます。
栄養をバランス良く摂ることで、エネルギー生産効率も良くなり、体温も維持・向上しやすくなります。

筋肉量の維持・向上

基礎代謝が高い人ほど熱を作る力が大きいので、体温を維持しやすくなります。
基礎代謝量は筋肉量に比例して増減しますので、筋肉量が減少すると基礎代謝も低下して、熱を作る力が弱くなります。
マカに含まれるアミノ酸は筋肉の材料となるタンパク質を生成するだけでなく、筋肉作りに重要なアミノ酸「BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)」も含まれていますので、筋肉量の低下を防ぐだけでなく、筋力UPもサポートします。
筋肉量が増えると基礎代謝も上がりますので、体温の維持・向上が目指せます。

血行の促進

血行が悪くなると体の隅々にまで血液が行き届きにくくなり、体の末端まで血液が届く頃には血液は冷たくなってしまいます。
血行不良は低体温を引き起こす大きな要因ですので、血行を促進して血行不良を改善することが重要です。
マカに含まれるアルギニンには一酸化窒素を生成することで血管を拡張し、血液の流れを良くする働きがあります。
また、マカに含まれる鉄分は赤血球のヘモグロビンの材料になります。
鉄が不足して血中から赤血球が少なくなると、全身に十分な酸素を届けられなくなり、体が冷えますので、鉄を摂ることで正常な血液を保つことも低体温の予防に繋がります。

ストレスを緩和

過度なストレスは交感神経を刺激して血管を収縮させます。
血管が収縮した状態が続くと血流が悪くなり、低体温に繋がります。
ストレスを緩和するためには、リラックスすることが大切です。
マカには、興奮やイライラなど副交感神経が優位になっている状態を緩和するカルシウム、 心身をリラックスさせる神経伝達物質「セロトニン」を作るトリプトファンが含まれていますので、ストレスを緩和させます。
ストレスが緩和されると、血管の収縮が収まり、血液の流れが良くなります。

低体温の予防はあらゆる病気を防ぐ!

冒頭でもお伝えしたように、低体温自体は病気ではありません。
しかし、低体温になると免疫力が低下して、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなったり、疲労回復が遅れたり、疲れやすくなったり、肩こりや頭痛が酷くなったり、様々な不調に悩まされるようになります。
さらに、低体温が悪化すると様々な病気を招くリスクが高まります。
低体温を予防・改善することは体のあらゆる不調を予防するだけでなく、病気から体を守ることにも繋がるのです。
マカには低体温の予防・改善に効果的な働きがいくつもありますので、低体温に悩まされている方も、低体温予備軍の方も、マカの摂取をおすすめします。

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