マカの副作用を知ろう

マカに副作用はある?

マカはアブラナ科の植物ですので、薬のような副作用はありません。
しかし、マカにはミネラルやアミノ酸などの栄養成分が豊富に含まれていますので、体質や体調によっては不調を引き起こす恐れがあります。
また、マカは漢方にも使用される植物であることから、比較的作用が強く、他の健康食品よりも摂取量に注意が必要です。
過剰摂取をすると、吐き気、腹痛、下痢などを引き起こす恐れがあります。

マカの摂取に注意が必要な方

通常よりもとくにマカの摂取に注意が必要な方がいます。
それは以下の方々です。

食物アレルギーの方

上記でも述べましたが、マカはキャベツやブロッコリーなどと同じアブラナ科の植物です。アブラナ科の植物や野菜でアレルギー反応が出る方は、マカを摂取することによってアレルギー反応が出てしまう恐れがあります。
食物アレルギー症状には、腹痛、下痢、嘔吐、喘息、かゆみ、じんましんなどがあります。
アレルギーを持っていなくても、マカを摂ってこれらの症状が出てしまった場合は、食物アレルギーの可能性がありますので、一旦摂取を止めて、病院へ受診しましょう。

ホルモンバランスが乱れている方

マカにはホルモン分泌を促したり、整えるように導いたりする作用があります。
ホルモンバランスが乱れている方がマカを摂ると、一時的にホルモンバランスが悪化する恐れがあります。
その結果、ニキビや肌荒れなどを引き起こす可能性があります。
一時的な症状ですので、しばらくは摂る量を少量にしたり、間隔を空けて摂ったりしましょう。
ニキビや肌荒れがいつまで経っても治まらない場合は、摂るのを止めて、かかりつけの医師に相談してください。

過剰摂取している方

マカの効果をより安全に効率的に得るためには摂取量を守ることも重要です。
マカは1日の規定摂取量が正確に定められていません。
ですから一般的な摂取量の目安も1500mg~4000mgと大きな開きがあります。
マカ初心者の方や健康状態が良い方は、1500mgから摂り始めてみるとよいでしょう。
体調不良を感じている方や栄養失調気味の方は1500mg以上の摂取がおすすめです。
4000mg以上だけでなく、体質によっては目安摂取量の範囲内でも過剰摂取になることもありますので、急に4000mgから始めるのではなく自分の体調を見ながら少しずつ量を増やしていくと良いでしょう。

薬を服用している方

マカには各種ビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富に含まれています。
何らかの薬を服用している方は、マカを摂ることによってその薬の作用を強くし過ぎてしまったり、または弱くしてしまう可能性があります。
薬を服用している方は、自己判断でマカを摂取するのではなく、念のため一度かかりつけの医師に相談した上で摂取を始めてください。

その他マカの摂取に注意が必要な方

その他、妊娠中も摂取に注意が必要です。
基本的には妊娠中にマカを摂取しても問題はないといわれています。
むしろ、マカには血液循環を良くしたり、ホルモンバランスを整えるように促したりする働きがありますので、妊活には効果的な食品です。
しかし、妊娠中は普段よりもホルモンバランスが乱れやすく体も心身とともに敏感になっていますので、マカのホルモンに働きかける作用が体質や状態によっては合わない場合もあります。
また、マカが妊婦や胎児にどんな影響を与えるかの情報も不十分ですので、良いとも悪いとも言い切れません。
マカに限らず、サプリメントなどの健康食品を摂取する場合は、必ずかかりつけの医師に相談してから始めてください。

【参考文献】
妊娠中にマカを摂取しても大丈夫?
https://www.utaheducationjobs.com/pregnancy.html

安心・安全にマカを摂る

より安心して安全にマカを摂取するためには、自分の体調をしっかりと把握しておくことが大事です。
マカの摂取にとくに注意が必要な方以外の方も、適切な量を守ることが安全に効果実感を得る近道です。
自分にとって適切な量を摂って、より健康を目指しましょう。

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