マカは冷え性の強い味方!

冷え性とは?

冷え性とは、身体が温まりにくく、環境(エアコン、気温など)にかかわらず身体が冷えていることです。
男性よりも女性に多いという特徴があり、成人女性の2人に1人以上が冷え性に悩まされているともいわれています。

冷え性の症状

身体が冷えると、血液循環が悪くなったり、自律神経が乱れやすくなったりします。
これにより、疲労回復が遅れて疲れやすくなったり、肌が荒れたり、生理痛が酷くなったり、肩こり、腰痛、頭痛、めまいなどが現れます。
また、内臓や下半身が冷えると太りやすくなったり、むくみやすくなります。
冷え性は病気ではありませんが、様々な不調を引き起こすことから、「万病のもと」ともいわれています。

冷え性の原因

冷え性の原因は様々です。
一つの要因が長期間続くことで生じることもありますし、いくつかの要因が重なることで生じることもあります。
では、冷え性の主な原因を5つご紹介します。

食習慣の乱れ

体温を維持するためにはビタミン、ミネラル、タンパク質が欠かせません。
これらの栄養素は熱産生を促し、体温を維持・向上する働きがありますので、栄養バランスの悪い食習慣によって栄養不足になると冷え性を引き起こします。
また、日常的に冷たいものを摂ったり、身体を冷やす作用を持つ砂糖を頻繁に摂っている方も冷え性になりやすいといえます。

間違ったダイエット

食事制限や置き換えダイエットなど、間違ったダイエットによって栄養バランスが損なわれたり、エネルギー源の摂取が不足すると熱産生が低下します。
身体の熱はエネルギーをつくる際に生まれますので、エネルギー源となる糖質、脂質、タンパク質や、熱産生を促すビタミンやミネラルが不足すると、体は熱をつくることができなくなり、冷え性になります。

筋力の低下

男性よりも女性の方が圧倒的に冷え性になりやすい理由は筋肉量の違いにあります。
女性は男性よりも体が小さい分、筋肉量も少ない傾向にあります。
筋肉量は身体で作られる熱量と比例していますので、筋肉量が少なければ少ないほど熱量が小さくなり、身体が温まりにくく冷えやすくなります。
また、筋肉は血液循環を促すポンプとしての役割も担っていますので、筋力が低下してポンプ機能が低下すると血液循環が悪くなり、全身に熱が行き渡らなくなります。

環境

人の身体には、寒い場所に行くと体温を上げたり、暑い場所に行くと体温を下げたりする、体温調整機能が備わっています。
この、体温調整機能をコントロールしているのが自律神経です。
しかし、仕事場や学校など、長時間過ごす場所の温度が低かったり、または高かったりすると、体温を調節している自律神経の働きが低下します。
自律神経の働きが低下すると体温を上手く調節できなくなり、冷え性を引き起こします。

女性ホルモンの乱れ

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2つのホルモンが存在します。
女性の体は2つの女性ホルモンが交互に働くことで心身のバランスを保っています。
しかし、ストレスが蓄積したり月経前になったりすると女性ホルモンのバランスが乱れやすくなります。
女性ホルモンを司るのは脳の視床下部という場所なのですが、ここは自律神経もコントロールしている場所なので、女性ホルモンのバランスが乱れると自律神経のバランスも乱れやすくなります。
自律神経の乱れは血流の悪化を引き起こしますので、冷え性を招きます。

マカは冷え性の強い味方

マカには冷え性を予防・改善へと導く働きがあります。
では、マカが冷え性に効果的な理由を4つご紹介します。

熱産生を促す栄養が含まれる

上記でも述べたように体内の熱はエネルギー産生によって作り出されますので、栄養が不足したり、栄養バランスが崩れたりすると体内で上手く熱が作れなくなり、冷え性を引き起こします。
マカには体内のエネルギー源となるタンパク質の構成材料「アミノ酸」が豊富に含まれているだけでなく、エネルギー生成をサポートするビタミン、ミネラルもバランスよく含まれています。
熱産生を促す栄養を摂ることでエネルギー生産効率が良くなり、体温も維持・向上しやすくなります。

筋力の維持・向上

筋力の低下は熱量の低下に繋がります。
さらに、筋肉は血液を循環させるポンプの役割も担っていますので、筋力が低下するとポンプ機能も低下して、血液循環が悪化します。
マカに含まれるアミノ酸は筋肉の材料となるタンパク質を生成しますので、筋肉量の低下を予防します。
また、マカに含まれる「BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)」は筋肉づくりをサポートするアミノ酸ですので、筋肉量の低下を防ぐだけでなく、筋力UPもサポートします。
筋肉量が増えると基礎代謝も上がりますので、熱量もUPし、体温の維持・向上が目指せます。

血行を促進

身体で作った熱は血液によって全身に届けられますので、血行が悪くなると体の隅々まで血液が行き渡らなくなり、身体が冷えます。
マカに含まれるアルギニンは一酸化窒素を生成することで血管を拡張し、血液の流れを促す働きがあります。
また、マカに含まれる鉄とタンパク質の材料となるアミノ酸は赤血球のヘモグロビンを作ります。
赤血球からヘモグロビンが不足すると全身に十分な酸素を届けられなくなり、体が冷えやすくなります。
鉄とタンパク質でヘモグロビンを生成することで十分な酸素を届け、冷えを防ぎます。

自律神経のバランスを整える

自律神経のバランスを乱す要因は過度なストレスにあります。
ストレスは交感神経(活動・緊張モード)を刺激して血管を収縮させます。
血管が収縮すると血流が悪くなり、身体が冷えます。
自律神経の乱れを整えるためには、心身をリラックスさせて副交感神経(休息・リラックスモード)を優位にすることが大切です。
マカには興奮やイライラなどを鎮めるカルシウム、心身をリラックスさせる神経伝達物質「セロトニン」を作るトリプトファンが含まれています。
副交感神経を刺激することで、自律神経のバランスを整いやすくします。
自律神経の乱れが整うと、血管の収縮が収まり、血液の流れが良くなります。

マカで冷え性を予防・改善へ

冷え性は、肌荒れ、肩こり、便秘、むくみなど様々な不調を引き起こすだけでなく、免疫力を低下させて病気のリスクを高めます。
あらゆる不調や病気を予防するためには、冷え性を予防・改善することが大切です。
マカには冷え性対策に有効な働きがいくつもありますので、冷え性体質を改善したい方はマカの摂取がおすすめですよ。

【参考文献】
マカは冷え性の味方
http://www.netenforcers.com/sensitivity.html

関連コラムcolumn