マカを摂ってむくみを解消!

むくみとは

むくみのメカニズム

人間の体は心臓から動脈を通って全身の細胞へ血液が流れています。
血液は酸素や栄養を細胞に送り届けると同時に、細胞から排出された二酸化炭素や老廃物を回収する役割を担っています。
上半身は心臓よりも上に位置しているため、血液の供給と回収がスムーズに行われます。
しかし、下半身は心臓よりも下に位置するため、血液の供給はスムーズに行われても回収の際は重力に逆らう必要があります。
下半身の血液の回収をスムーズに行うために必要なのが、ポンプの役割を果たしている「ふくらはぎの筋肉」です。
ふくらはぎの筋肉が伸び縮みすることで、血液の供給と回収が滞りなく行われます。
しかし、何らかの要因によってふくらはぎの筋肉の伸び縮みが滞り、血液の回収が上手く行われなくなると、血液が停滞してむくみが生じます。

女性がむくみやすい理由

身体のむくみに悩まされるのは圧倒的に女性です。
しかし、女性特有の不調ではありませんので、男性もむくみが生じることはあります。
ではなぜ、男性よりも女性の方がむくみやすいのでしょうか?
女性がむくみやすい理由は大きく3つあります。

月経によるホルモンバランスの変化

女性には月経があります。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類のホルモンがあるのですが、月経前後に2種類の女性ホルモンのバランスが大きく変化し、月経直前になるとプロゲステロンの分泌が活発になります。
プロゲステロンには水分を溜め込む作用があり、余分な水分や老廃物が溜まることで、むくみやすくなります。
月経前の一時的な症状ではありますが、これが毎月続きますので、むくみ体質になりやすい要因といえます。

貧血

上記でも述べたように、女性には月経があります。
男性よりも出血量が多い分、女性は貧血になりやすい傾向にあります。
貧血になると、身体の末梢まで酸素がうまく運ばれなくなり、身体が冷えやすくなります。
身体が冷えるとさらに血液循環が悪くなり、血液がドロドロになりやすくなります。
すると、余分な水分や老廃物がいつまでも排出されず、停滞することで、むくみが生じてしますのです。

皮下脂肪と筋肉量

皮下脂肪が多いと、心臓への負担が大きくなり、血液循環が悪くなります。
血液循環が悪くなると、余分な水分が溜まりやすくなり、むくみやすくなります。
一般的に、女性は男性よりも皮下脂肪が多いだけでなく、筋肉量が少ない傾向にあります。
筋肉は血液循環をスムーズにするためのポンプ作用を担っていますので、筋力が少ないと血液を送り出す力が弱くなり、むくみやすくなります。

マカがむくみ対策に有効な理由

マカにはむくみの予防・解消に効果的な栄養成分がバランスよく含まれています。
では、マカのどの栄養成分がどのようにむくみを解消へと導くのでしょうか?

貧血を予防・改善

上記でも説明したように、貧血になると、身体の末梢まで酸素がうまく運ばれなくなり、身体が冷えやすくなります。
そして、身体が冷えることで血液循環が悪くなり、血液がドロドロになり、むくみやすくなります。
マカに含まれる鉄は、赤血球の中のヘモグロビンの材料になります。
また、マカに含まれるアミノ酸もヘモグロビンの材料となるタンパク質の構成材料ですので、ヘモグロビンの生成を促します。
血中にヘモグロビンが増えると酸素量が増えますので、貧血を予防・改善することで、むくみを予防・解消へと導きます。

筋力の維持・向上

冒頭でもお伝しましたが、全身に血液を供給し、スムーズに回収するためにはふくらはぎの筋肉が重要です。
ふくらはぎの筋肉が伸び縮みすることで、ポンプとなり、血液が滞ることなく循環します。
マカに含まれるアミノ酸は筋肉の材料となるタンパク質を構成するだけでなく、筋肉作りに大切なアミノ酸「BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)」も含まれていますので、筋肉量の低下を防ぐだけでなく筋力UPもサポートします。
これにより、ポンプ機能を正常に保ち、むくみを予防します。

体の冷えを予防

血行不良によって体が冷えると下半身の毛細血管まで血液が循環しなくなります。
血液循環が悪化することで、血液やリンパが滞り、身体がむくみます。
マカに含まれるアルギニンには、一酸化窒素を生成することで血管を拡張し、血液の流れを良くする働きがあります。
また、マカに含まれるアミノ酸には、筋力を維持・向上することで体温の低下を防ぐ働きがありますので、血行不良を予防することで冷えを防ぎ、むくみを予防します。
さらに、マカには体内のエネルギー源となるタンパク質の構成材料であるアミノ酸が豊富に含まれているだけでなく、エネルギー生成をサポートするビタミン、ミネラルも含まれています。
栄養をバランス良く摂ることで、エネルギー生産効率も良くなり、体温も維持・向上しやすくなります。

睡眠の質を高めて疲労を回復

睡眠の質が低下して、筋肉疲労が上手く回復されない状態が続くと、筋肉は凝り固まった状態になります。
筋肉が凝り固まると、ポンプ作用が低下して、余分な水分や老廃物を上手く排出することができなくなります。
睡眠をとってもむくみが改善されない場合、質の良い睡眠がとれていない可能性があります。
マカには、睡眠の質を高める睡眠ホルモン「メラトニン」を生成するセロトニンの材料となるトリプトファンが含まれているだけでなく、身体の再生や修復を促す「成長ホルモン」の分泌を促進するアルギニンも含まれています。
質の良い睡眠を導くことで、むくみを予防・改善へと促します。

ナトリウム濃度を正常に維持

身体がむくむ原因は、体内のナトリウム(塩分)濃度が過剰になることにもあります。
体内にナトリウムが増えると、身体はナトリウム濃度を下げようと水分を多く取り込もうとします。これにより、リンパ液や血液などの水分が増えて、身体がむくみます。
マカに含まれるカリウムには、余分なナトリウムを体外へ排出する働きがあります。
カリウムによって体内の塩分濃度を正常に維持することで、むくみを予防します。

マカを摂ってむくみを予防・解消へ

むくみは生活の中でのちょっとした工夫で予防できます。
例えば、シャワーだけで済まさずにゆっくりお風呂に浸かったり、塩分濃度の高い食べ物を控えたり、軽い運動をしたり、ふくらはぎの筋肉を鍛えたりすると、むくみにくくなります。
マカにはむくみを予防・解消へと導く栄養がいくつも含まれていますので、生活習慣を見直すとともに、マカを摂ってむくみ体質を改善しましょう。

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