高血圧の改善にもマカはおすすめ

高血圧とは

正常血圧は最高血圧が120以下、最低血圧が80以下です。
最高血圧が140以上、または最低血圧が90以上の場合、高血圧の可能性があります。
高血圧とは名前の通り、血管に強い圧が加わり続けている状態です。

血管に強い圧が加わり続けると、血管が痛みます。
血管が痛むと、血管から弾力性が失われて硬くなる「動脈硬化」や、コブができる「動脈瘤」、血管が割ける「動脈解離」などを引き起こします。

とくに恐ろしいのが動脈硬化です。
血管は血液を通して臓器や組織に栄養や酸素を送るために全身に繋がっています。
動脈硬化が起きると、血管が詰まりやすく破れやすくなったりするだけでなく、血管が狭くなることで栄養や酸素が十分に行き渡らなくなります。
すると血管障害が起き、心不全、心筋梗塞、狭心症、脳出血、脳梗塞などのリスクを高めます。

高血圧の原因

両親が高血圧の場合、その子どもが高血圧になる確率はおよそ50%といわれています。
高血圧は必ずしも遺伝するとは限りませんが、両親が高血圧の場合、子どもも高血圧になる可能性はそうじゃない両親よりも高いことは確かです。
それ以外にも高血圧になる原因はいくつかあります。

(1)食生活の乱れ
例えば、普段から動物性脂質を多く摂っている方は血中の悪玉コレステロールの増加を招きますので、血圧が高くなりやすい傾向にあります。
また、味の濃いものを好んで摂っている方も注意が必要です。

(2)ストレス・過労
血圧は自律神経によってコントロールされていますので、ストレスや過労によって自律神経が乱れると血圧も安定しません。
とくにストレスや過労によって交感神経(活動・緊張モード)ばかりが刺激されるとアドレナリンが大量に分泌され、血液量が増加します。
その結果、血圧が高くなります。

(3)血管の老化
年齢を重ねると高血圧のリスクが高まります。
これは加齢が直接的な原因ではなく、加齢によって血管が老化していくことが原因です。
血管が老化すると動脈硬化が起こりやすくなり、血管が狭くなります。
血管が狭くなると血管が詰まりやすくなりますので、血圧が高くなりやすくなります。

(4)活動量の低下
年齢を重ねると高血圧のリスクが高まるもう一つの原因が、活動量の低下にあります。
活動量が低下すると、いわゆる運動不足のような状態になります。
運動不足になると筋力も低下しやすくなります。
筋力が低下すると血液を押し上げるポンプ機能も低下しますので、血流が滞りやすくなります。
血行が悪くなると血液量を増やすためには心臓は血流を増やしますので、血管には必要以上の圧がかかり血圧が上昇します。

(5)過度なアルコール摂取・喫煙習慣
適度なアルコールは血圧を下げるといわれていますが過度なアルコール摂取は血管を収縮させて血圧を上昇させます。
また、タバコに含まれているニコチンは自律神経の交感神経を刺激して、血圧を上昇させる働きがあります。
過度なアルコール摂取や喫煙習慣がある方は高血圧のリスクが高くなります。

マカは高血圧の予防・改善に有効

マカに含まれる栄養成分は高血圧の予防・改善に有効な働きをします。
では、マカはどのようにして高血圧を予防・改善へと促すのでしょうか?

(1)ストレス・過労を回復
ストレスや過労は交感神経(活動・緊張モード)ばかりが刺激され血圧を上昇させます。
マカに含まれるトリプトファンは心身をリラックスさせる神経伝達物質「セロトニン」を作ります。
また、マカには興奮や緊張を和らげるカルシウムも含まれていますので、副交感神経(リラックス・休息モード)を刺激して、乱れた自律神経を整えるように導きます。

さらに、マカに含まれるトリプトファンから作られるセロトニンは、睡眠の質を高める睡眠ホルモン「メラトニン」の材料となります。
マカを摂って睡眠の質を高めることで、乱れがちな自律神経のバランスを整えます。
このようにマカはストレスや過労を回復へと促すことで、高血圧を予防・改善へと導きます。

(2)血管のアンチエイジング
高血圧を防ぐためには血管の老化を防ぐことが重要です。
血管を老化させる大きな要因が活性酸素です。
活性酸素は体内の中性脂肪やコレステロール、不飽和脂肪酸などと結合することで、血管を詰まらせる「過酸化脂質」を作ります。
血管が詰まると血液の流れが悪くなり、血管も老化しやすくなります。
マカに含まれるビタミンEには増え過ぎた活性酸素を除去する抗酸化作用がありますので、過酸化脂質の生成を抑制することで、血管の老化を予防します。

(3)肥満予防・改善を促進
肥満は高血圧の大きな要因です。
高血圧を予防・改善するためには肥満を予防・改善することが大切です。
脂肪を燃やすためには基礎代謝を維持することが大切です。
基礎代謝は休息中でも脂肪を燃やしてくれる力ですので、基礎代謝が高い人ほど脂肪燃焼力が高いといえます。
基礎代謝量は筋肉量に比例しますので基礎代謝を上げるためには筋肉量を増やすことが重要です。

マカに含まれるアミノ酸は筋肉の材料となるだけでなく、筋肉作りを強化してくれるBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)も含まれていますので、筋肉量の低下を防ぎ、筋力UPが期待できます。
また、マカに含まれるアルギニン、リジン、アラニン、プロリンは脂肪分解酵素リパーゼの原料ですので、マカを摂ることで脂肪の分解を促します。
肥満を予防・改善することで、血圧を安定させます。

マカで血圧を安定へ

マカには血圧を安定させる様々な働きがあります。
血圧に悩まされている方はマカが強い味方となるでしょう。
ちなみに、すでに高血圧と診断されている方や心疾患のある方などは、かかりつけの医師に相談してからマカを摂り始めてくださいね。

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