妊活には葉酸+マカがおすすめな理由

マカには妊活をサポートする栄養が豊富

栄養は人の身体を構成する細胞の一つ一つをつくり、骨、内臓、筋肉、皮膚などの健康を維持しています。
また、食事から摂った栄養はホルモンの材料にもなりますので、妊娠体質をつくるためにはバランスの良い栄養摂取が欠かせません。
マカには妊娠体質をつくるためにとくに必要な栄養成分が豊富に含まれています。
では、マカに含まれるどの栄養成分がどのように妊活に有効なのかをご説明します。

アミノ酸

マカに含まれるアミノ酸は妊娠体質をつくる基本の栄養素であるタンパク質の構成材料です。
タンパク質は、筋肉、骨、内臓、血液などはもちろん、様々な酵素やホルモンを作ったり、食事から摂った栄養を細胞に届けたりします。
アミノ酸、またはタンパク質は、男性の妊活にも女性の妊活にも重要な栄養成分です。

カルシウム

マカに含まれるカルシウムは、骨や歯をつくるだけでなく、自律神経をコントロールしたり、血管の収縮・弛緩にも関わっています。
カルシウムを摂ることで、緊張や興奮を静め、精神を安定させることで乱れがちな自律神経を整えます。
自律神経が整うと、ホルモンバランスも整いやすくなりますので、妊活にも有効です。

鉄は赤血球のヘモグロビンの材料となることで貧血を予防する働きがあります。
貧血になると全身に酸素や栄養が行き渡らず、疲れやすくなったり、めまいなどを引き起こすことがあります。妊娠後も貧血が続くと、生まれた赤ちゃんも貧血体質になるリスクが上がりますので、妊娠前にきちんと貧血体質を改善することが大切です。
また、鉄は赤ちゃんのクッションのような働きを持つ粘膜の材料でもありますので、鉄を摂ることで赤ちゃんの居心地の良い空間をつくります。

亜鉛

マカに含まれる亜鉛は、鉄同様に赤ちゃんのクッションとなる粘膜をつくる材料です。
また、子宮の環境を妊娠しやすい状態に整えるためにも亜鉛は必要ですので、亜鉛が不足すると女性ホルモンの働きが低下したり、卵子の発育に悪影響を及ぼすリスクもあります。
鉄と同じように、妊娠前からしっかりと亜鉛を補給して、赤ちゃんが授かりやすい環境をつくりましょう。

ビタミンB群

マカに含まれるビタミンB群は、エネルギー代謝をサポートする働きを持っています。
体内のエネルギー源はたんぱく質、糖質、脂質ですが、これらの栄養が体内で代謝される際に欠かせないのがビタミンB群なのです。
ビタミンB群が少ないと、摂り入れたエネルギー源が上手くエネルギー代謝されず、エネルギー源を摂っているにもかかわらず、エネルギー不足を引き起こすこともあります。
体内のエネルギーが活発に生成されることで健康な体を維持できますので、妊娠体質をつくるためにもビタミンB群の補給は重要です。

ビタミンE

マカに含まれるビタミンEは、排卵を促したり、自律神経に働きかけてホルモンバランスを整えたり、抗酸化作用で血管や卵子の細胞の酸化を防いだりと、妊娠体質をつくるために重要な働きをいくつも担っていることから、「妊娠ビタミン」とも呼ばれています。

妊活には葉酸の摂取が重要

妊活に最も重要といわれている栄養成分が「葉酸」です。
葉酸はビタミンB群の一種で、主に野菜や果物に多く含まれています。
妊娠を希望する女性の葉酸推奨量は、食事から240?、食事以外(サプリメントや健康食品など)から480?といわれています。
また、妊娠中になると480?の栄養摂取が推奨されています。
ではなぜ、妊娠前や妊娠中に葉酸の摂取が必要なのでしょうか?
葉酸の摂取が推奨されている理由を3つご紹介します。

妊婦の貧血予防

妊活や妊娠初期に葉酸の摂取が推奨されている理由は、妊婦の貧血予防です。
妊娠をすると胎児の形成や成長のためにたくさんの栄養が必要になります。
胎児には血液を通して栄養を届けていますので、貧血によって血液量が滞ると、胎児の形成や成長にも影響を及ぼします。
また、母体が貧血体質の場合、生まれた赤ちゃんにも貧血体質が受け継がれる可能性がありますので、造血を促す葉酸を摂って貧血を予防・改善することが大切なのです。

胎児の正常な発育を促進

葉酸は細胞分裂のときのDNAを作るために必要な栄養素です。
人の身体も細胞分裂を繰り替えすことで新しい細胞に生まれ変わっていますが、受精卵も細胞分裂を繰り替えすことで胎児を形成します。
DNAは細胞分裂の際に遺伝子情報を伝える大切な物質ですので、その生成を助ける葉酸は非常に重要な役割を担っているのです。

赤ちゃんの先天性障害のリスクを下げる

赤ちゃんが生まれつき持つ障害を「先天性障害」といいます。
アメリカの研究で、妊娠前や妊娠中に葉酸を摂ることで先天性障害になるリスクが70%も下がることが判りました。
葉酸で予防できるといわれている先天性障害は「神経管閉鎖障害」です。
神経管閉塞障害とは、神経管という器官が塞がることで、無脳症などが起こる障害です。
妊娠初期に葉酸を十分に摂取することで、神経管閉鎖障害の発症リスクを軽減します。
※無脳症...赤ちゃんの脳が正常に作られない病気。流産や死産となる確率が非常に高い。

このように、葉酸は妊娠前や妊娠中にも欠かせない栄養素なのですが、残念ながらマカに葉酸は含まれていません。
しかし、上記でも説明したように、マカには葉酸以外に妊活に重要な栄養成分がバランスよく含まれています。
ですから、妊娠を希望する方や妊活中の方は、マカ+葉酸のサプリメントなどを摂ることをおすすめします。
マカ+葉酸で、妊活に重要な栄養がほぼすべて補給できますよ。

妊活には葉酸+マカがおすすめ

葉酸とマカには血行をよくするという共通点があります。
全身の血行が良くなると、子宮内膜の壁が厚くなり、子宮の環境も整いますし、受精卵が着床しやすくなります。
また、マカには精子の数を増やす亜鉛や、勃起不全を予防・改善へと導くアルギニンも含まれていますので、男性の妊活にもおすすめです。
マカ+葉酸を摂って体の内側から妊娠体質をつくりましょう!

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