マカを飲んで腹痛が起きた際の対処法

マカを飲んで腹痛が起きた!?

マカを飲んで「腹痛が起きた!」という方がいます。
基本的にマカは薬ではなく健康食品ですので、命の危機にかかわるような副作用はありません。
しかし、摂り方を間違えたり、摂るタイミングを誤ったりすると、マカを飲んで腹痛が起きることがあります。
では、マカを摂って腹痛が起きる原因は何にあるのでしょうか?

・マカを摂って腹痛が起きる原因
(1)空腹時の摂取
空腹時にいきなりマカを飲むと胃が荒れて、腹痛を引き起こす可能性があります。
空腹時などの食前にマカを飲んで腹痛が起きてしまったり、胃腸に違和感を覚えたりした方は、食後に飲むことで胃腸への負担も軽減できます。

(2)過剰摂取
マカには、亜鉛、アルギニン、鉄など過剰摂取をすると食欲不振、腹痛、吐き気などを引き起こす栄養成分が含まれています。
マカの目安摂取量は1日1500~4000mg以下です。
上限を超えないようにするとともに、身体にマカが馴染んでいない方は、量を減らして少しずつ体に馴染ませていきましょう。

(3)食物アレルギー
マカはアブラナ科の植物です。
食物アレルギーによって腹痛、下痢、嘔吐、席、喘息、かゆみ、じんましんなどを引き起こすことがあります。
マカと同じアブラナ科に属する野菜を摂ってアレルギー症状が出たことのある方は、マカを控えた方が良いでしょう。
ちなみにアブラナ科の野菜には、キャベツ、大根、カイワレ大根、カブ、カリフラワー、クレソン、ケール、コールラビ、小松菜、チンゲン菜、白菜、ブロッコリー、水菜、ラディッシュなどがあります。

(4)他の薬やサプリメントの飲み合わせ
マカの健康食品だけでなく、他のサプリメントや薬などを服用している方は、飲み合わせによって胃が荒れたり、腹痛を引き起こす恐れがあります。
服用している薬がある方は、マカを飲む前にまずはかかりつけの医師に相談してください。
マカ以外のサプリメントを飲んでいる方は、薬剤師などに確認して、飲み合わせの症状などを確認してみましょう。

腹痛が起きた際の対処法

マカを飲んで腹痛が起きた際の対処法をご紹介します。

(1)摂取を中止
マカを飲んで腹痛が起きた際は、次の摂取を中止しましょう。
お腹の痛みが回復し、原因がわかるまでは摂取は控えた方が良いでしょう。
内臓機能の回復を促すためにも、アルコール、塩辛いもの、刺激物などの食べ物は控えて、消化吸収の良い物を食べましょう。

(2)医師に相談
マカを飲んで腹痛が起きても、その多くが一時的なもので、次第に回復していきます。
しかし、腹痛が長引いたり、他の症状を併発している場合は、すぐにかかりつけの医師に相談してください。

(3)摂取量を半分に減らす
マカは薬ではなく健康食品なので規定摂取量というものがありません。
目安摂取量は1500~4000mgといわれていますが、これはあくまでも目安であって、体質や食習慣などによっては目安摂取量の範囲内でも過剰摂取になる場合もあります。
過剰摂取による影響が不安な方は、目安摂取量の1500mg以下から始めたり、今まで飲んでいた量の半分に減らしたりして、自分に適した摂取量を把握して摂取しましょう。

サプリメントは補助食品

マカにはアミノ酸、ミネラル、ビタミン、食物繊維など、バランスよく栄養成分が含まれています。
しかし、マカのサプリメントに限らず、サプリメントは補助食品です。
メインは食事での栄養補給ですので、サプリメントだけで1日に必要な全ての栄養成分を補おうとしてはいけません。
サプリメントだけで栄養を摂ろうと過剰摂取をすると、腹痛、頭痛、嘔吐、食欲不振だけでなく、ホルモンバランスが乱れたりと思わぬトラブルを引き起こす原因にもなりかねません。

また、過剰摂取を防ぐためには、自分が今どの栄養成分が足りていないかを把握することも大切です。
自分に足りていない栄養成分、足りている栄養成分を把握することで、効率よく栄養を摂取できます。
腹痛などの不調を防ぐためにも、サプリメントを正しく上手に活用しましょう。

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